フィリピンの海が好きだ

社会人一年目の23歳女子。学生時代、大学を休学してフィリピンミンダナオ島の孤児院でボランティアスタッフを経験。帰国後、子ども達の事が忘れられず日本の児童養護施設に就職し、現在子ども達と賑やかに生活中。いつか世界一周がしたいと目論んでいる。

【海外護身術】必殺おかまのフリ!で命助かった話

 

これまでで8回の渡航、トータル期間で約1年程フィリピンに滞在歴がある筆者ですが、慣れているとはいえやはり海外旅行には危険がつきものなわけで…

 

タクシーにぼったくられたり、公共バンでぼったくられたり、ぼったくられたり、ぼったくられたり。

 

(笑)

 

 

そんなのはまだ可愛い方で、一度、可愛くない方の、ガチの出来事がありました。本当にここで人生終わる!と思ったのでご紹介します。

 

 

 

あれはフィリピン渡航3回目の、約7ヶ月間という長期滞在時。

 

都会での買い物を終えた私は、1人で夜の公共バンに乗り、滞在している田舎の孤児院へ向けて帰っていたわけです。

 

 

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ちなみに公共バンとは乗り合いタクシーのことで、大きなワゴン車に人がギュウギュウ詰めに乗って、バンごとに決まっているルートの途中で降りるという仕組みで、タクシーより値段が安く、バスより早く着くというもの。フィリピンではとてもポピュラーな乗り物です。

 

それに乗って、夜の21時くらいに孤児院のある街のターミナルに降り立ちました。

 

そこから、今度はバイクタクシーに乗って孤児院まで約10分の道のりを行くわけですが、事件はここで起きます…

 

 

 

永遠と続く一本道の両サイドには、永遠と続くヤシ林。昼間だととても清々しくて気持ちがいいのですが、夜は本当に真っ暗。月明かりと星明かり、そしてバイクのライトだけを頼りに走ります。

 

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夜のバイクタクシーに乗るのはその日が初めてで、真っ暗でなんだか気味が悪いな、早く到着してくれぇ~、でも星空が超キレイだ~~、でも怖い~~と、なんとも言えない気持ちでした。

 

 

その緊張感が伝わったのか、運転手が「暗くて怖いね」とビサヤ語で話しかけてきて、当時はなんとか聞き取れるくらいのレベルだったので、「そうだね」とだけシンプルに返答しました。

 

 

そこまでは良かったのだけど、問題はここから。

 

「大丈夫だよ」と言って、運転手がそっと私の太ももに手を置きました。

 

「あっ、置いた!」ってシンプルに思った(笑)

 

そして、運転手の背中と私の体の前面が、ピッタリとくっつくような姿勢に。

当時はバイクの2人乗りに慣れていなかったので、これが普通なのよね?!と思って疑わなかった。

 

今思えば、体を離して乗ることは簡単だよな…

 

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そしたら今度は運転手が、「ちょっとトイレしたくなった」と言い、なんと真っ暗闇のヤシの林の中にバイクを突然停めたではありませんか!!エンジンを停止したバイクには当然灯りはなく、月明かりと星明かりでうっすら見えるか見えないかくらいの視界。

 

虫の声と、遠くから聞こえる鶏の声が、薄気味悪さを倍増させました。

 

 

林の中に消えて行った運転手を待つこと約2分。これは何かがオカシイ。遅い。怖い。暗闇の中で待つ2分間は、体感的には2時間くらいに感じられました。頼む、ウンコであれ。ウンコであってくれ神様…!

 

人の用足しがウンコであることを神頼みしたのは、あれが人生で最初で最後かもしれません。

 

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結構精神的におかしくなりそうだった時、足音が聞こえて、遂に運転手が帰ってきた。

 

そして、待っている間に暗闇になれた私の目は、上向きになった運転手の小さなフィリピン産バナナをしかと捉えたのです。(18禁)

 

 

「あー、やっぱりこういうことになったか」と、さっきの体感2時間の間にうっすらと頭をよぎったことが命中し、なぜか冷静な私。

 

 

しかし…

 

 

「いい?」

 

 

この運転手の一言で、私の冷静を装った恐怖心が姿を現しました。

 

 

やばい、ヤられる、ここでズタボロにされる、私死ぬの?もしかして仲間いる?いや彼1人っぽい?お父さんお母さん助けて、ヤバイ!

 

 

もう、一瞬にしていろんなことが頭を駆け巡りました。日本にいる両親に、申し訳なさを感じました。人って、ガチのピンチの時にはこうなるんだなぁと…

 

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で、超混乱して超混乱して超混乱した私がなぜかとっさに口にしたのが、

 

 

 

 

「私、オカマだよ?」(めっちゃ震え声)

Bayot ko ba kuya!

 

 

 

「え、お前、オカマなの?」

Ay bayot di?

 

 

「そうよ、早く行くわよ」

Oo, unsa mana uy. Cge tara. 

 

 

「ハハハハハ!!早く言えよ!行くぞ!」

Patay hahahahaha Tara. Abinako babae.

 

 

 

 

運転手、バナナをしまい、ブーン。発車。(命の一句)

 

 

 

 

 

…たすかった…

(放心状態)

 

 

こうしてなんとか、無事に孤児院へ帰ることができました。

 

私のとっさの一言が、無事身を守ったのです!!

 

 

 

ビサヤ語がちょっと分かったこと、

175センチの高身長であったこと、

暗闇で顔がお互いによく見えなかったこと、

ショートパンツというオカマっぽい服装だったこと…etc

 

今回はいろんな偶然が重なったことで、なんとか助かりました。

 

もしビサヤ語が分からなかったら…

明るくて日本人だとバレていたら…

男相手でも全然イケるよって人だったら…

 

想像しただけで恐ろしいです。

 

 

 

ね、ガチだったでしょ(笑)

 

 

 

女優の綾戸智恵さんが前にテレビだったかで言っていたのは、アメリカへ行った時に、変な人に絡まれたときは、こちらも変な人のフリを演じるのだそう。

 

 

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アホのヤバイ奴を演じることで、こいつヤバイ…となって相手は自然と離れて行くのだそうで。

 

 

下手に「キャー!」とかって女っぽくすると、更に逆効果。相手の興奮を煽ります…

 

本当にヤバイ!って思ったときは、今回はオカマのフリでしたけど、突然変な踊りを踊ったり、いきなり目を見開いてゲラゲラ笑いだしたり、奇声を上げてみたりして、相手の期待を裏切ることが身を守る上で大切かもしれません!

 

 

 

旅に危険はつきもの。

 

 

 

皆さんも、本当にヤバイ!と感じたら「アホな人作戦」を実践しましょう!

( ※逃げるに越したことは無いですけど!)